演劇と音楽について
結論から言っちゃえば、音楽って一番いらないでしょ?
演劇において。
だって、リアルじゃないもの。
実際の日常ではそのシーンの心境とかに合わせて音楽なんて鳴らないし。
だから、写実的な描写を追及するなら、真っ先に排除されて然るべきファクターなのですよ。
それがある限り、どんなものもみんなみんなウソになってしまうわけですよ。
けれど、僕はそんな音楽にこだわりたいと思うのです。
演劇では同じ空間に演者と観客が同時に存在していて、同じ空気を吸っています。
そこに音楽を流せば、同じ音楽を聴くことになるわけです。
具体的なつながりが出来るわけです。
・・・もちろん他にも色々理由はありますけども、音楽にこだわりたい、コレが一番の理由です。
舞台と客席を、ウソの空気で繋ぎたいのです。
言葉を変えましょう。
私とアナタの両方を、等しく虚構で包んじゃいたいのです。
というか、ある意味そういうことなんだと思うんです。
舞台表現って。
舞台から客席に、一方的に与えられるものではないと思うんです。
かといって、キャッチボールするものでもないと思うんです。
ただ全体を覆う空気としての物語。
そういうのがいいなあと思います。
・・・ たまにはこんな話。
次は、じゃ、台本と演出について書き綴ってみますね。


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